以下は、通訳サービスを利用するにあたって、通訳者のパフォーマンスを最大にするための処方箋です。
通訳者も万能ではございませんので、よりよい仕事をするためにはクライアントの方のご協力が必要になってきます。
勿論お客様の側でも様々な事情もありますでしょうから、無理に全て守って下さいというつもりはございません。その場合でも、与えられた条件の中で最大限努力致します。ただ程度によっては本来のパフォーマンスが期待できない場合がございます。悪しからずご了承下さい。
1.事前に議題の内容について勉強させて下さい
議題についての資料・情報をできるだけご提供下さい。また、できる限り打ち合わせや研修の時間を与えて下さい。
ある意味、通訳者は会議や商談に参加する方々の発言を代弁することになります。一般的な通訳技術のみならず、議題について、専門用語、目的、主旨、背景、経緯、参加者の立場などなど、参加者の方々の知識や情報に少しでも近づく。それが通訳業務を成功させるためのキーとなります。
資料や原稿は必ずしも最新・完璧でなくても構いません。それでも、通訳者には大切な勉強材料になります。
なお機密厳守は絶対ですし、資料もご指示があれば返却いたします。その点はご安心下さい。
2.適宜休憩をさせて下さい
通訳業務は、非常に高度な集中力を必要とします。
休憩なしにあまり長時間連続で通訳が続くと、頭が真っ白になり集中力が減退してしまいます。そうすると本来の通訳能力が発揮できなくなり、極度にパフォーマンスが低下いたしますのでご注意下さい。
大体の目安としては、2時間ごとに15分くらいを想定して下さい(通訳者2人以上の体制の場合はこの限りではありません)。
3.できるだけゆっくり、なるべく適宜切れ目を入れながらお話ください
スピードに対応できることも、通訳技術のテーマであることは確かなのですが、あまり早口で切れ目なしに話されると、通訳が追いつけなくなる恐れがあります。
こころなしかでも結構ですので、ご協力をお願い致します。