テナビリティ(気力)
4.テナビリティを生む心の状態
  交流分析での「 I'm OK. You're OK」、外罰内罰・無罰、GLOVA人格規定での「進む人」「責める人」「諦める人」、その他様々な成功哲学。
これらはすべて同じことを言っている。
  物事がうまくいかない時、何か壁や障害にぶつかった時、「誰が悪いのか、誰を責めるべきか」を考えてしまう習慣はやめなければならないということだ。「どうやったらうまくいくのか」だけを考えようということだ。


誰  が悪いかなんて考えると、それが他に向かえば、周囲の人や環境を責め、はては運命、この世を呪う。自己に向かえば、自信喪失、諦め、現実逃避へと向かう。他者に向かうにしても自己に向かうにしても「誰かを責める」という意味では表裏一体で同根である。したがって、それらはぐるぐると交互に廻る。攻撃的になったと思えば悲観的になり、悲観的になったかと思えば、また人を攻撃し始める。


  そのうち心労やフラストレーションとなり精神的にも弱っていく。そして、他人を攻撃するにせよ悲観的に思い悩むにせよ、使う時間や労力は、非生産的なところにばかり、無駄に費やされていく。
  その時間や労力を生産的な方向に費やせば、例え徐々にでも状況は好転していくのに。自分が損するんだな、これが。決して、道徳や倫理のことを言っているのではないので、くれぐれも誤解しないように。
自分が損するし、幸せを逃すし、不幸になるのだと言っている。


  「誰が悪いか」なんてどうでもいい。そうではなく「どのようにしたらうまくいくのか」だけを考えるべし。そして思いついたら即実行すべし。そのサイクルを繰り返してどんどん上昇していくのだ。
  他を責めたくなったり、諦めて逃げたくなってしまう衝動を抑えて、常にベターな状況を創ることだけに意識を集中させる。そんな心の状態でいられるよう、自らを習慣づける努力をすること。テナビリティはまずそこから始まる。そのためにも、他人を愛せよ。自分を愛せよ。然らば、幸せはついてくる。
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